
思いがけない来客 —— 倉庫に迷い込んだ天然記念物
皆さん、こんにちは。今日は私の人生を変えた奇跡の体験をお伝えします。
それは寒さが厳しくなってきた12月下旬のこと。夜10時頃、庭の番犬「ウニ」が突然激しく吠え始めました。「何事かな?」と倉庫へ向かうと、そこにはあまり見かけない、不思議なオーラを漂わせる模様の猫が……。
よく見ると、対馬の道路標識で見かける「ツシマヤマネコ飛び出し注意」の看板にそっくりな模様。
インターネットで特徴を調べてみると、間違いなく天然記念物・絶滅危惧種「ツシマヤマネコ」でした。
運命の電話 —— ヤマネコセンターへの連絡
胸が高鳴る中、急いでツシマヤマネコセンターに連絡。
センターの方々も驚き、すぐに保護に駆けつけてくださいました。
あとで聞いた話では、その子はかなり衰弱していたそうです。もし倉庫に迷い込まず、番犬「ウニ」が知らせてくれなかったら、厳しい冬を越せなかったかもしれません。
センターの方がすぐにきてくれたのだけれど....
ツシマヤマネコだと確信した後すぐにヤマネコセンターを調べて連絡をとりました。
時間が遅いこともあるし電話するの迷いましたけどこのままにしておく事も出来ないためかけてみたらすぐ対応してもらえました。うにちゃんには移動をしてもらい、ヤマネコだけ倉庫内に残してセンターの方の到着を待ちました。
ところが、到着後ヤマネコの姿が見当たりません!?
えっ?どこからも抜け出せる所無いのにな〜と 探しまくってたら....
なんと、うにちゃんの電気毛布の入ったベッドの中に入ってました(笑)寒かったんでしょうね〜
そこに居るなら捕獲は簡単だと思ったら捕獲用のゲージに誘導失敗からのドタバタ確保作戦が30分!
緊張の映像がこちら↓ 再生から6分までがヤマネコ捕獲動画です
「ジニオ」との出会い —— 保護者となるという光栄
数日後、ヤマネコセンターから「保護者になっていただけませんか?」とご連絡をいただきました。
そして「名前を付けてほしい」と。
私は迷わず「ジニオ」と名付けました。由来は釣具ブランド『GENIO』から。あんな寒さの中、生きていた彼の姿に「まさに天才」という思いを込めました。
回復への道のり —— 1ヶ月半の保護活動
ジニオは約1ヶ月半、センターで手厚いケアを受けました。
定期的に様子を見に行き、少しずつ目に力を取り戻していく姿に胸が熱くなりました。
野生の力と美しさ、そして儚さをそのまま体現しているような存在でした。
感動の瞬間 —— 自然への帰還
そしてついに、ジニオが自然へ帰る日がやってきました。
地元CATVの撮影陣も同行し、私は携帯で撮影 船長山谷さんが地元の山にジニオを放つ大役をいただきました。
ゲージの蓋を開けてもなかなか出てこないジニオ....出て来た〜と思ったら凄いスピードで山に帰って行きました。
センターからはジニオのチラシもいただき、そこには野生との共存の大切さが記されていました。

この体験が教えてくれたこと
この奇跡的な出会いを通して、私は大きなことを学びました:
- 身近な自然環境の大切さ
- 絶滅危惧種保護の重要性
- 偶然の出会いが人生を変えること
この出来事をきっかけに、私はYouTubeチャンネルを開設しました。
大切な経験や思い出のシーンを無くさない所への保存方法がYouTubeでした。
皆さんへのメッセージ
ツシマヤマネコは、現在も推定100頭弱ほどしか生息していない貴重な存在です。
この体験を通じて、「命を守る」「知ってもらう」ことの大切さを感じました。
私のYouTubeチャンネル [unimama channel] では、対馬の自然や野生動物の魅力をこれからも発信していきます。
あなたの周りにも、気づかないだけで素晴らしい自然があるかもしれません。ぜひ目を凝らして見てみてください。
この出会いに、そしてヤマネコセンターの皆様に、心から感謝いたします。
(この記事の写真はすべてツシマヤマネコセンターの許可を得て掲載しています)
【関連情報】
- 対馬ヤマネコについて → 対馬野生生物保護センター公式サイト
- 野生動物を見つけた際の対応 → 環境省のガイドライン
- YouTubeチャンネル → unimama channel
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